モンキー・フォレスト通り

Monkeyforest モンキー・フォレスト通りは地図からイメージするよりも道幅が狭く、メイン・ストリートにしては雑然とした雰囲気です。通りへ出てまず目に飛び込んできたのは、なぜか「ウブドで唯Sign一のカレーパンあります」という日本語の看板でした。一体どんなカレーパンなのか気になりますが、ちょっと恐い気も・・・。まだ朝早いせいかお店が閉まっていたので、残念ながら実物を見ることはできませんでした。

Flowerbowl Flowerbowl2 通り沿いに並ぶ土産物店やレスGanesha トランの前には、水盤に花びらを浮かべたものが思い思いに飾られていて、旅行者の目を楽しませてくれます。ヒンズー教の神様などを祀った像をあちこちで見かけるのも、宗教が生活に根付いているバリ島ならではでしょう。

Cafewayan 左の写真は、外国人観光客に人気のガーデン・レストラン、カフェ・ワヤン。前夜にケチャの公演を観た後、ここで夕食をいただきましたCafewayan2 。店内は奥行きがあって、広い庭園の中に客席が点在しており、南国ムード満点です。ガドガドなどのインドネシア料理はボリュームたっぷりで、アメリカ仕込みというシーフード・パスタも美味でした。

Instruments 民族楽器の専門店。店員さんの姿が見あたらなかったので、失礼して写真だけ撮らせていただきました。できれば説明を聞きながら、実際に楽器を手にとって鳴らしてみたかったです。


School モンキー・フォレスト通りにある小学校。バリ島の小学校には制服があって、しかも曜日によって変わるそうです。この日は水曜日で、制服はバティック柄のシャツに、紺の半ズボン(男の子)またはスカート(女の子)でした。


Ubudkelod モンキー・フォレスト通りに面したウブド・クロッド集会所。ここでは新進気鋭の舞踊団、リッタ・デウィによる伝統舞踊&コンテンポラリーの公演が行われています。

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ウブドの田園風景

Fruits ホテル・コマネカ・アット・ビスマの朝食は盛りだくさん。初日の朝にインドネシア風の朝食を頼んだところ、フルーツの盛り合わせとフレッシュ・ジュースに始まって、おかゆ、ナシゴレン(焼きめし)またはミーゴレン(焼きそば)・・・Okayuと、食べきれないほど出てきました。茹で卵入りのおかゆは中華がゆに似ていて、ナッツや鶏肉をトッピングし、タレをかけていただきます。2日目の朝は、「ヘルシー・メニュー」というのを頼んでみました。まず出てきたのは、カット・フルーツにヨーグルトをかけ、シリアルをトッピングしたフルーツ・サラダ。レモングラスの風味が効いていました。メインのバナナ・パンケーキもなかなかのお味。材料が新鮮なのが嬉しいですね。

さて、ウブド2日目の午前中は、義父母と別行動。4人で海外へ出かける場合は、半日ほどの自由時間を設けることにしています。私たち夫婦は、ウブドの中心部へ出かけることにしました。ホテルがあるビスマ通りは、ウブドで最も賑わっているモンキー・フォレスト通りに並行しており、両者の直線距離は近いのですが、間に川が流れています。そのため、車を使う場合は北側を大回りしなければなりませんが、南側には車が通れない近道があるようです。北側の車道は既に何度か通っていたので、今回は南側の近道を抜けていくことにしましょう。

Idyll 近代的なホテルを一歩出ると、周囲にはDuck昔ながらの田園風景が広がっていました。田んぼの中には鴨が群がっています。バリ島でも合鴨農法が行われているのでしょうか。



Idyll2 「近道」は細く、所々に歩きにくい箇所もあって、モンキー・フォIdyll3_2 レスト通りまでは思ったより時間がかかりましたが、緑の田園や南国特有の植物が青空に映えて美しく、気持ちの良い散策でした。ビーチ・リゾートとして有名なバリ島の、違った面をかいま見ることができたようです。

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バリ島の伝統芸能

一旦ホテルへ戻り、バリ風のフット・マッサージとフルーツ・サラダのサービスで一息ついてから、ホテルの送迎車でウブドの市街地へ出かけました。お目当ては、サンディ・スワラという歌舞団によるケチャ・・・のはずですが、車を降りてチケット売り場へ行くと、なぜか歌舞団も公演内容も違います。パダン・テガル・クロッド集会所へ向かったはずが、どうやら車が着いたのは、パダン・テガル・カジャ集会所だったようです。幸い運転手さんがまだ残っていてくれたので、車に戻って本来の目的地まで送ってもらいましたが、あやうく、日が暮れて暗くなった通りを、かなり遠くまで歩かなければならなくなるところでした。地元のスタッフでも間違えるほど、色々な公演が毎日あちこちで行われているということなのでしょう。

少々ハラハラさせられたものの、今度こそ目的地に到着。最前列中央の特等席を確保することができました。時々小雨がぱらつくあいにくの天候で、途中で屋根付きの集会所に場所を移すかもしれないというアナウンスがありましたが、なんとか野外ステージで公演ができるようです。

Kecak この日の演目は3つ。メインになるのがケチャ・ダンスです。まず、大勢の男性が、自分たちの歌声に合わせて踊りながら登場しました。上半身は裸で、ヒンズー教では神聖な模様とされる、格子柄のサルンだけを身につけています。奏でられる音楽に、楽器は一切使用されません。「チャッ」とか「チャチャッ」という掛け声を交えながら、声だけで複雑なリズムが紡ぎ出されます。私たちが知っているKecak2 合唱と同じものではありませんが、声量といい、歌い続ける持久力といい、大変なものです。指揮者の代わりにキーになる歌い手がいて、彼のひときわ鋭い掛け声に合わせて、次々と新たなリズムが繰り出されていく様子は見事でした。楽譜のようなものがあるのか、それとも口伝えに継承されているのか、合唱をやっている私としてはとても興味がありましたが、残念ながら、バリ島滞在中にそれを尋ねてみる機会はありませんでした。

Ramayana1 歌と踊りがしばらく続いた後、ケチャの歌声に合わせて、叙事詩「ラーマヤナ」の物語が始まりました。「ラーマヤRamayana2 ナ」というタイトルは、高校時代に世界史か何かの教科書で見たことがありましたが、内Ramayana3容は今回初めて知りました。会場で受け取った日本語の解説によると、魔王に妃を掠われた王子が、猿の軍団の助けを借りて、戦闘の末に妃を救出するというストーリーのようです。その中のいくつかのエピソードが、踊りで表現されました。ケチャの男性たちとは対照的に、踊り手の衣装は華やかで、目にも耳にも楽しい踊りでした。

Sanghyangdedari2つ目の演目は、サンヒャン・ドゥダリ。2人の少女による踊りで、ドゥダリは天使を意味し、踊りの最中に踊り手に神聖な魂が降りてくると信じられているそうです。トランス状態で、目を閉じたまま踊るということになっており、メイクの効果もあって、遠目では本当に目を閉じているように見えたのですが、どうやらカメラの望遠レンズはごまかせなかったようです。写真を見ると、しっかり目を開けていますが(笑)、2人ともとても可愛らしかったので、ご愛敬ということにしておきましょう。

Sanghyangjaran 最後の演目は、サンヒャン・ジャランです。これもトランス・ダンスの一種で、馬(ジャラン)の形をした人形に神が宿り、それに乗った踊り手はトランス状態になって、真っ赤に燃えた椰子殻の炭を裸足で蹴散らし、火を乗り越えながら踊ります。本当にトランス状態になっているかどうかはともかく、熱さをものともしない踊り手の集中力には驚かされました。

ところで、義父がバリ島へ行きたいと言い出した一番の目的は、どうやらケチャを見ることだったようです。長年の念願が叶って、きっと忘れられない夜になったことと思います。

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バリ島の伝統工芸

Batik バトゥアン村でバリ島の伝統的な寺院を見学した後は、義父の希望で、バリ島の伝統工芸の村を巡ることにしました。まずは、トパティ村のバティック工房へ。バティックとは更紗のことで、模様にはロウケツ染めの手法を用いています。下絵に沿って、1つ1つの模様をロウで手書きしていく様子を、間近で見学することができました。

Batik2_2 工房に隣接して大きな店舗が建っていました。店内に並べられた大小様々、色とりどりのバティックを眺めていると、店員さんが近寄って来て、大判の布地を手にしたかと思うと、衣服の上からドレスのように着せてくれました。1枚の布があっという間にワンピースに早変わり。鮮やかな手際です。つい乗せられて1枚購入し、日本へ持ち帰ってきました。ドレスとして着る場合の結び方を図解した説明書が添付されていましたが、やはり店員さんのような具合にはいきません。そもそも日本ではこんなドレスを着る機会も勇気もなく、残念ながらタンスの奥に眠ったままになっています。果たして日の目を見る日が来るのでしょうか。。。

Restaurant お店を出ようとして時計を見ると、正午を大分回っています。伝統文化とショッピングに熱中している間に、思いのほか時間が経っていたようです。お腹も空いたので、次の村へ向かう前に昼食をとることにし、ルートを大きく外れない範囲で、インドネシアDuck 料理のレストランに連れて行ってもらうことにしました。ガイドさんが案内してくれたのは、2階席がオープンエアになった眺めのよいレストランでした。左上の写真は、バリ島名物のアヒル料理です。食感はチキンとそれほど違いませんでしたが、チリソースが添えられており、お肉自体にもスパイスが効いていました。左下の写真は、フライドバナナです。「デザーFriedbanana トにいかがですか?」というガイドさんの一言につられ、バナナの天ぷらのようなものを想像してオーダーしました。実際は、揚げパンの中にバナナ・ピューレが入っている感じで、かなりお腹にたまります。おやつにはピッタリですが、食後のデザートとしては持て余してしまったので、テイクアウトして、ガイドさんと運転手さんへのお土産にしました。 事務所へ持ち帰って、他のスタッフの皆さんと一緒に召し上がったそうです。

Art お腹がいっぱいになったところで向かった先は、バリ絵画の工房です。ギャラリーにたくさんの作品が展示されており、実際に製作しているところも見学できます。鮮やかな色合いの絵が並んでいましたが、バリ絵画はGallery 「芸術」というよりも、「工芸品」の性格が強いように感じました。義父は退職後、地域の施設で絵画講師のボランティアをしているほどで、もともと絵に対する関心が高く、出発前から楽しみにしていたようです。職人さんのすぐそばまで近寄って、絵を描く様子を熱心に見ていました。

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バトゥアン寺院

続いて向かった先は、バトゥアン村です。ここでは、10世紀に建てられた立派な寺院を見ることができます。

Bale 入場料を払うため、まずは隣接する集会所へ。バリ島の伝統的な村では、寺院の敷地内や隣接した場所に、このような屋根付きの大きな集会所が設けられているそうで、ゴア・ガジャ遺跡でも見かけました。受付のテーブルへ近づいて行くと、係員がサッと近寄ってきて、腰にサルンを巻き付けてくれました。ヒンズー教の寺院を参拝するときは、ノースリーブやショートパンツを避けるように注意されていたので、丈の長いスラックスをはいていましたが、ここでは「正装」が求められるようです。

Candibentar 服装が整ったところで、バリ寺院に特徴的な割れ門(チャンディ・ブンタール)をくぐって、寺院の敷地内へと進みました。寺院の中庭にあたる広場にKulkulは、いくつかの建物が並んでおり、その中で鐘楼らしきものが目に留まりました。これは「クルクル塔」と呼ばれる木製の鐘で、儀礼の開始などを村人たちに知らせるために、バリの寺院に必ず備えられているものだそうです。

Koriagung 広場を抜けた正面には、第2の門(コリ・アグン)が荘厳な佇まいを見せていました。レリーフで飾られた三角屋根が特徴的です。ただし、一般の参拝者や見学者はこの門をくぐることができず、向かって左側に設けられた通路から奥へと進みます。



Pura 第2の門の内側、寺院の最も奥まった場所には、祠や塔、供物を置くための建物なPadmasanaどが並んでいました。太陽神スリヨを祀った石造りの祭壇は、ユニークな形をしたレリーフが目を引きます。


Gamelan 一通り見学を終えて、そろそろ引き上げようかと思っていると、ガムラン音楽の調べが聞こえてきました。敷地内にガムラン楽器が置かれているのには気付いており、ためらいがちに触れてみたりもしたのですが、どうやらその楽器を演奏している人がいるようです。流れるような見事な演奏に導かれて、楽器があった場所まで戻ってみると、演奏者は地元の男性のようです。それも、寺院の係員などではなく、どう見ても一般の参拝者です。ちょっと意外でしたが、ガイドさんによると、バリの男性は学校で必ずガムラン楽器の演奏を習うのだそうです。伝統音楽が、普段の生活に根付いているのを感じました。

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