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2009年5月

セント・ジェイムス・パーク

次の目的地はバッキンガム宮殿です。ウエストミンスター寺院の見学が早めに終われば、衛兵交代式を見るつもりでしたが、時刻は既にお昼前。音声ガイドを聞きながらじっくり見て回ったせいもあって、ウエストミンスター寺院にたっぷり2時間は居たことになります。これから駆けつけても交代式には間に合いそうもないので、周辺を見物しながらゆっくり移動することにしました。

Parliament まずは、ウエストミンスター寺院のすぐそばにある国会議事堂。テムズ河にBigben 面して建つこの議事堂は、正式名称をウエストミンスター宮殿というそうで、「宮殿」の名にふさわしい金色の壮麗な建物です。時計塔は「ビッグ・ベン」の愛称で親しまれています。



Londoneye 対岸に見える大観覧車は、その名も「ロンドン・アイ」(ロンドンの眼)。高さは135メートルもあり、2000年に造られて以来、ロンドンの新しい観光名所になっています。



 

Jamesバッキンガム宮殿までは少し距離がありますが、お天気が良いので、セント・ジェイムス・パークを抜けて歩いて行くことにしました。有名なハイド・パークほどの大きさはありませんが、それでも公園内の池がセント・ジェイムス・パーク“湖”と名付けられているほど広く、大人の足でも端から端まで30分ほどかかるでしょうか。

 

Pelican公園内では、たくさんの野鳥や小動物に会うことができます。ハトやアヒルは日本の公園でも珍しくありませんが、ペリカンがいたのには驚きました。大都市ロンドンの真ん中にいるのを忘れてしまいそうです。

 

Squirrelお昼を過ぎてお腹も空いてきたので、公園内の売店でホットドッグとコーラを購入。芝生の上でピクニック気分を味わっていると、リスがすぐ近くまで寄ってきました。よく見ると、木の実をほおばっているようです。それも2つ! ちょっと欲張りな様子が、なんともいえずチャーミングでした。

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ウエストミンスター寺院

Westminster2_2 初めてのロンドンで、市内観光に使える時間は正味1日だけ。どこへ行くか悩ましいところですが、まずはホテルから比較的近いウエストミンスター寺院を訪れることにしました。歴代の国王が戴冠式を執り行ってきた英国王室の教会で、建立は11世紀に遡ります。ダイアナ妃の葬儀が行われた教会として、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

Entrance_2 美しい装飾が施されたエントランスを抜けて、建物の中へ。入場料は12ポンドで、日本円に換算すると約2400円(2008年9月時点、1ポンド約200円)になります。教会の入場料としては少々割高な印象ですが、音声ガイドの利用料が含まれていて、日本語を含む数カ国語で解説を聞くことができます。わかり易い解説に加えて、ミサでの聖歌隊の歌声なども録音されており、なかなかの優れものでした。

ウストミンスター寺院は一続きの大聖堂ではなく、いくつものチャペルが組み合わさって、大きな1つの教会を形作っていました。主祭壇があるのは13世紀に造られた建物中心部で、ウェストミンスター寺院を建立したエドワード懺悔王の廟が祀られています。そして、エドワード懺悔王のチャペルを取り巻くように、いくつもの小チャペルが配置されており、その1つ1つが凝った特徴ある造りをしていました。

ひときわ見事だったのは、16世紀前半に増築されたヘンリー7世チャペルです。暗い建物中心部から、階段を上ってこのチャペルに入った瞬間、目の前がパッと明るくなったように感じました。白を基調とした豪華な装飾が、明るく華やかな雰囲気を醸し出しています。天井が高く窓も広いので、外の光がふんだんに入ってきて、チャペルの美しさを一層引き立てているようです。特に、豪華かつ精緻な彫刻を施した白いアーチ型の天井には、目を奪われました。騎士たちのための席とそれぞれの旗印がズラリと並んだ様子も壮観です。ステンドグラスも綺麗で、内部が撮影禁止だったため、写真をお見せできないのが本当に残念です。

ヘンリー7世チャペルから建物中心部へ戻ろうとしたところで、「戴冠の椅子」が目に留まりました。1301年に作られたもので、現在の女王エリザベス2世が戴冠したのもこの椅子です。音声ガイドからは、「この玉座の下には運命の石が置かれており・・・」という解説が聞こえてきました。この「運命の石」とは、エディンバラ城で、スコットランド王の戴冠用宝器の傍らに置かれていた、あの石のことです[エディンバラ城(後編)参照]。数日を挟んで、台座のない「Westminster_4戴冠の椅子」と、玉座が乗っていない「運命の石」の両方を見ることになり、スコットランドとイングランドの戦いの歴史をかいま見た気がしました。

ウエストミンスター寺院には、歴代の国王や王族だけでなく、多くの著明人も眠っています。主だった人物を挙げると、音楽家ではヘンデルやパーセル、作家・詩人ではシェイクスピアやバイロン、科学者ではニュートンやダーウィン、政治家ではチャーチルなどでしょうか。錚々たる面々のお墓や記念碑を一度に目にすると、ウエストミンスター寺院や英国の歴史の重みが感じられ、感慨深いものがありました。

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レストラン「シャーロック・ホームズ」

今回は、ロンドン市内のちょっとユニークなレストランをご紹介しましょう。

Holmes 1軒目は、コッツウォルズへ出かけた日の夜に訪れた「シャーロック・ホームズ」。名探偵ホームズとワトスン医師が住んでいた(ことになっている)ベイカー街には、ホームズの下宿を再現した博物館がありますが、それとは特に関係がないようで、チャリング・クロス駅にほど近い、繁華街からは少し外れた静かな場所にありました。

Room 1階はパブになっており、ビールのグラスを片手に会話を楽しむロンドンっ子で賑わっていましたが、まだ夕食をとっていなかった私たちは、2階のレストランへ向かいました。階段を上りきったところにあったのは、なんと「ホームズの部屋」。廊下からガラス越しに部屋を覗き込みながらレストランの扉をくぐると、中の空間はつながっていて、席によっては、ホームズの書斎を眺めながら食事を楽しめるという趣向です。

部屋の中をよく見ると、本がぎっしり詰まった書棚の上に、さりげなくヴァイオリンのケースが乗っていたり、棚の上に怪しげな薬品が並んでいたり、小さなテーブルの上に虫眼鏡が置かれていたり・・・。芸の細かい心憎い演出があちこちに見られ、ついファンの心理をくすぐられてしまいます。(実は、小学生のときに初めて読んだ推理小説が「バスカビル家の犬」で、その後しばらく、ホームズ物を読みあさった時期がありました。)窓際にはホームズ本人(のロウ人形)まで立っていました。

Stew_2Sausageメニューは肉料理が中心で、夫はシチュー、私はソーセージを注文しました。シチューにはパイが、ソーセージにはクヌーデルが添えられていて、ボリュームたっぷり。色々な種類の地ビールが飲めるのも嬉しいところです。

Tattershall もう1軒は、テムズ川に浮かぶ船上パブ「タターシャル・キャッスル」。周囲の主な建物がライトアップされており、夜景を眺めながらの夕食は格別です。ここを訪れたのは、帰国前夜。まTipsだ挑戦していなかったイギリスの名物料理(?)ということで、フィッシュ・アンド・チップスをいただきました。

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