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2009年9月

ゴア・ガジャ遺跡

Komanekabisma_2 一夜明けて、いよいよバリ島観光のスタートです。夜半には、「バケツをひっくり返したような」という表現では物足りないほどのスコールがあって驚きましたが、すっかり収まったようで、お天気は上々です。

部屋の窓から外を見て、思わず歓声を上げました。到着が夜だったので、明るくなるまで気付きませんでしたが、ホテルの周囲には南国特有の植物がうっそうと生い茂っており、そのダイナミックな眺めに圧倒されました。

Goagajah 朝食後にホテルのロビーでガイドさんと落ち合い、チャーター車で最初の目的地、ゴア・ガジャ遺跡へ向かいました。11世紀頃に造られた(と推定される)ヒンズー教の石窟寺院で、「ゴア・ガジャ」とGanesha は「ゾウの洞窟」という意味です。入り口に祀られているボマ神の像がゾウのように見えたことからこの名が付けられたという説と、ゾウの形をしたガネーシャ神が祀られていることに由来するという説があるようです。

魔女を模したと言われる迫力満点のレリーフの口の部分が、洞窟の入り口です。暗い洞窟の中へ入ると、左右に通路が延びていて、左側には上述のガネーシャ神(左上の写真)が、右側にはヒンズー教の最高神であるシヴァ、Siva_2 ヴィシュヌ、ブラフマの3神を表すご神体(右の写真)が祀られていました。このご神体が何を象ったものかは、ご想像にお任せしましょう。ガイドさんは、スピリッツが云々という遠回しな言い方で、苦心して説明してくれました。

Shop ゴア・ガジャを見学した後は、木彫りで知られるマス村の土産物店で休憩しました。どうやらガイドさんの立場上、ここへ立ち寄らないとまずいようでSanggah 、お付き合いした形でしたが、思いがけず、お店に隣接したバリの家屋を見ることができました。バリ島では各家庭に家寺(右の写真)があり、毎Baledaja_2日決まった時間に礼拝するそうです。また、家長が住む北の棟のテラスは、来客をもてなす場所にもなるそうで、凝った装飾が見事でした。

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バリ島到着

成田空港では、ほとんどの旅客がマスク姿でした。私たちもご多分に漏れず、マスクを着けて機内へ。いつもと勝手が違い、なんとも冴えない感じは否めませんが、ともかく、日本をお昼前に飛び立ったガルーダ・インドネシア航空の飛行機は、予定通り現地時間の夕方に、バリ島のデンパサール空港に到着しました。

バリ島での滞在中は、専用車をチャーターしてありました。空港でガイドさんと待ち合わせです。現れたのは元気の良い女性で、地元出身のリニさん。ツアー会社のラウンジに立ち寄って休憩し、翌日の打ち合わせや両替などを済ませてから、ウブドのホテルへ向かいました。

車がクタ周辺の市街地にさしかかった頃でしょうか。突然「バンッ」という音がしたかと思うと、運転手さんが慌てて車を路肩に止めました。なんと、左の後輪がパンクしたようです。車の中ほどに乗っていた私はそれほどでもありませんでしたが、丁度タイヤの上あたりにいた夫は、かなりの衝撃を感じて驚いたそうです。

Van その場でジャッキアップして、タイヤ交換が始まりました。運転手さんもガイドのリニさんも一生懸命ですが、十分な照明がないため、苦労している様子です。見かねて車から降り、携帯電話を使って照らしてみましたが、あまり役に立ちそうもありません。車の中にいるように指示されたので、おとなしく待つことにしました。

それでも何とか、タイヤ交換に成功したようです。少し遅れたものの、気を取り直して再びホテルを目指します。新しいタイヤになって、もう大丈夫・・・のはずですが、作業を間近で見ていた夫によると、「付け替えたタイヤも、相当すり減ってたよ」とのこと。一抹の不安がよぎったものの、ここは聞かなかったことにしましょう(苦笑)。

Curry ともかく無事にホテルに到着し、ホッと一息。ツアー会社のラウンジに思いのほか長居してしまったのと、パンクの影響とで、思ったよりも遅い時刻になっていました。機内で昼食を食べたきりだったので、お腹の虫が鳴いています。休憩もそこそこに、ホテル内のレストランへ向かいました。

Saute 私がオーダーしたのは、ココナッツの風味が効いた、チキンのグリーンカレー。夫はパパイヤと鶏肉の炒め物を注文しました。ところが、なんとパパイヤが品切れとのこと。夜も遅い時刻だったので、やむを得ないとは思いますが、「パパイヤと鶏肉の炒め物、パパイヤ抜き」という、妙なオーダーになってしまいました。

Bedroom ウブドでの滞在先に選んだホテルは、コマネカ・アット・ビスマ。2008年6月にオープンした、まだ新しいリゾートで、ウブドの中心に近いにもかかわらず、豊かな自然に囲まれています。
寝室のベッドの上は花びらで綺麗に飾り付けられており、南国リゾートの雰囲気満点。心憎いもてなしです。ここでの滞在が楽しみになりました。

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インドネシアの伝統と文化に触れる旅

イギリス編が終了してから、1カ月以上お休みをいただいてしまいましたが、満を持して(?)新しい旅行記のスタートです。スイス、ニュージーランド、イギリスと、ヨーロッパ文化圏の国が続きましたが、今度の舞台はガラリと雰囲気が変わり、熱帯の島、インドネシアです。

Payar_2 そもそもの発端は、3年ほど遡った2006年の秋。義父から「一緒にバリ島へ行こう」とお誘いがありました。けれども当時は、観光客を狙った爆弾テロ(2005年10月)のほとぼりが冷めておらず、2世代揃っての家族旅行の行き先として、バリ島は気が進みませんでした。そこで、同じ東南アジアのリゾート地の中から、マレーシアのランカウイ島を提案し、2007年のお正月休みを利用して、親子4人でリゾート・ライフを楽しんできました(写真は、その時に訪れたパヤ島のビーチです)。

両親も喜んでくれたようで、「これにて一件落着」のはずだったのですが、今年(2009年)の初めに夫の実家へ年始の挨拶に出かけ、たまたま旅行の話題が出たところ、義父が「やっぱりバリ島へ行きたい」と言います。どうやら、3年前の「バリ島」は、「アジアのビーチ・リゾート」という意味ではなく、バリ島でしか見られない伝統芸能に興味があったようなのです。

義父は今年74歳。幸い、特に悪いところもなく元気ですが、先延ばしにしているうちに万一旅行に出かけられなくなったりしたら、義父が残念なのはもちろん、私たちも真剣に後悔するでしょう。「できるだけ早い機会に、一緒にバリ島へ行こう!」というわけで、ゴールデンウイークのバリ島行きが決まりました。

義父の希望を聞きながら旅程を練り、準備万端整えて、後は出発を待つだけ・・・となったところで、困った事態が持ち上がりました。海外での新型インフルエンザ発生です。インフルエンザに感染すること自体をそれほど心配したわけではありませんが、当時は政府が空港での水際対策に力を入れていたため、渡航中にインドネシアが発生国になった場合、帰国時に成田で1週間ほど足止めされる恐れがありました。そうなれば仕事に支障が出ますし、そのような状況下で敢えて海外へ出たことに対して、是非を問われる事態にもなりかねません。
Batuan_2
現役世代としては真剣に悩みましたが、今回の旅の主役は義父。その本人が心待ちにしている以上、旅行をキャンセルするという選択肢はありません。万一足止めされた場合も最低限の仕事ができるように準備を整え、パソコン持参で出発することにしました(幸い、デジカメで撮った写真を見る以外に、パソコンが活躍することはありませんでしたが)。

というわけで、今回の旅は、義父母と私たち夫婦の4人で、バリ島とお隣のジャワ島を巡ります。どんな旅が待っているでしょうか。次回以降をお楽しみに。

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