ケッパレ東北! ボランティアライナーの旅4
翌朝、目を覚ますと、背筋と腕を中心に全身が筋肉痛。他のメンバーからも、「今日、もう1日あの仕事なんて、できないよね…」といった声が聞こえてきます。一方で、まだまだ物足りないというメンバーもいらっしゃったかと思いますが、少なくとも私に関して言えば、活動日1日だけの観光付きツアーに参加したことは、体力的に妥当な選択だったようです(ちょっと、いや、かなり情けないですが…)。ともあれ、今日は気分を切り替えて、観光を楽しむことにしましょう。
バスが向かったのは、ホテルにほど近い浄土ヶ浜の遊覧船乗り場。本来の桟橋が壊れてしまったため、少し歩いて別の場所か
ら乗船し
ます。出航すると間もなく、船の周りにウミネコが群がってきました。船内で「うみねこパン」を買い、少し大きめに千切って投げ与えると、ウミネコはサッと滑空して、パンが水面に落ちる前にクチバシで見事にキャッチ! 船内のあちこちから歓声が上がります。
船から陸を眺めると、やはり津波の爪痕が生々しく残っていました。橋桁が落ちたままの道路や、途切れ途切れになってしまった防波堤。岸壁は地盤沈下のため海水面とほぼ同じ高さになり、船を着けることができません。
けれども、宮古が誇る変化に富んだ海岸線の景観は健在でした。遊覧船の見所は、海に突き出た巨大なローソク岩(下の写真の上段中央、高さ40メートルあるそうです)、大きな波が打ち寄せると海水が吹き上がる潮吹穴、クロコシジロウミツバメの集団営巣地で、化石の宝庫としても知られる日出島など様々で、これらはいずれも国の天然記念物に指定されています。甲板を左右に移動しながら夢中でカメラのシャッターを切り、約40分の船旅を満喫しました。
印象的だったのは、船内でマイクを握るガイドさんが、40名近い団体客を迎えて、とても生き生きと嬉しそうにアナウンスをしてくださったことです。遊覧船の運行は7月中旬に再開されたそうですが、まだお客さんはそれほど多くないのかもしれません。
宮古湾に面した地域では多くの建物が流され、かろうじて残った工場なども、骨組みは曲がり、屋根は波打つような形に変形しています。それでも地元の方たちは、頑張って遊覧船を運航しています。そうであるなら、そこにはやっぱり、私たちのような観光客の姿が必要ですよね。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)













