ケッパレ東北! ボランティアライナーの旅3
大槌町での活動を終えた私たちは、再びバスに乗って、宿泊地の宮古市へ向かいました。途中、「道の駅やまだ」で小休止。泥かきで汗をかいた後だけに、冷たいソフトクリームの味が格別です。
ここ山田町もまた、津波で大きな被害を受けた地域の一つです。車窓から市街地を眺めると、どこまで波が達したのか、その境界がはっきりとわかりました。
5月に秋田県の乳頭温泉を訪れた際、津波で家を流されたという方にお会いし、帰宅後にミシンをお譲りしたことを「東北応援! 角館&田沢湖の旅(3)」に書きました。実は、そのミシンの送り先が山田町でした。直後にいただいたお電話で、間もなく仮設住宅へ移られると伺ったきりですが、その後、お元気でいらっしゃるでしょうか…。
さて、この日の宿は、陸中海岸国立公園の景勝地に建つ浄土ヶ浜パークホテル。男女別の相部屋で、1室を4~5人で利用します。
部屋には宿の方が既に人数分の布団を敷いてくださっていましたが、泥まみれで、そのままではとても中へ入れない私たち。部屋の入り口で長靴を脱いで大浴場へ直行し、まずは汗と汚れを流します。ようやく人心地がついて、客室の窓から外を眺めると、夕焼けに染まった松林が綺麗でした。
浄土ヶ浜パークホテルは高台にあるため、震災で(ライフラインは止まったものの)直接の被害を受けず、家を失った地元の方や、救援・復旧作業の関係者などを受け入れてきました。8月初旬から、一部の客室に限って一般の宿泊を再開したとのことですが、この日の一般客は私たちのツアーのほか、演奏活動で旅行中らしい若い女性(大学生くらいか、引率らしい方が一緒だったので、もしかすると高校生かも)のグループが1つだけ。やはり、ほとんどは警察関係者だったようです。
そのような事情で、ツアーを主催する岩手県北観光には、ホテルから「食事はビュッフェ形式ですが、通常よりも品数が少なめです」との連絡が入っていたそうです。確かに、「ホテルのビュッフェ」から想像するような豪華さはありませんでしたが、お刺身(お一人様3切れまで!)などもあって、量も味も十分です。売店で缶ビール(アサヒスーパードライの「平泉文化遺産」ラベル)を購入し、ツアー参加者と互いの健闘(?)をたたえて乾杯しました。
ビュッフェ会場には、「三陸の救援・復旧・復興にご協力・ご尽力を頂き、深く感謝申し上げます。」と書かれた横断幕が掲げられていました。夕食の時間には、「第○○機動隊」などとプリントされた揃いのTシャツを着た体格の良い男性のグループが、次々にやって来ます。また、朝食時間は6:30からなのですが、最も混み合う時間帯は6:30~7:00だそうで、私たちが朝風呂を楽しんでから朝食を食べに行った7:00過ぎには、皆さん既にそれぞれの制服に身を固め、忙しげに出掛けて行くところでした。連日の激務、本当にご苦労様です。
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