ニュージーランド旅行記

旅の終わり

Harbor ニュージーランドで過ごす最後の夜は、港に面したレストランでシーフードをいただきました。夫が注文した「シーフード・プラッター」は、 豪快なシーフードの盛り合わせ。私の前に置かれたパスタのPlateお皿の上にも、大きな貝がたくさん乗っています。楽しかった旅に名残を惜しみながら、ゆっくりとワインのグラスを傾けました。

さて、今回の旅程を以下にまとめておきます。

1日目  成田発 -->(機中泊)

2日目 --> クライストチャーチ、大聖堂、モナ・ベイル、ハグレー公園など
    (クライストチャーチ泊)

3日目 カンタベリー博物館、南極センターなど(クライストチャーチ泊)

4日目 クライストチャーチ --> テカポ湖 --> マウント・クック、
    ハイキング(レッド・ターンズ・トラック)(マウント・クック泊)

5日目 ハイキング(ホッカー・ヴァレー・トラック)、マウント・クック -->
    クイーンズタウン、スカイライン・コンプレックス(クイーンズタウン泊)

6日目 ミルフォード・サウンド1日観光(クイーンズタウン泊)

7日目 アロータウン、バード・パーク、ウォルター・ピーク牧場
    (クイーンズタウン泊)

8日目 クイーンズタウン --> ロトルア、マオリ村、
    レインボー・ファーム・ショー、ファカレワレワ地熱地帯
    (ポフツ・ガイザー、ニュージーランド・マオリ美術工芸学校)、
    ポリネシアン・スパ(ロトルア泊)

9日目 ロトルア --> ワイトモ鍾乳洞 --> アンゴララビット・ワールド -->
    オークランド(オークランド泊)

10日目 ワイタケレ森林公園(カウリの森)、カツオ鳥群生地、
    クメウ地区ワイナリー巡り、スカイ・タワー(オークランド泊)

11日目 オークランド博物館、
    ケリー・タールトンズ南極体験&アンダーウォーター・ワールド
    (オークランド泊)

12日目 オークランド --> 成田着

南島、北島両方の見所を網羅した、10泊12日の旅でした。

Fall ニュージーランド編の始めに書いたとおり、この旅でニュージーランドの魅力に目覚めた夫は、今年(2008年)の春に2度目の旅を敢行しました。クイーンズタウン発のガイド付きトレッキング・ツアーに参加し、2泊3日かけてルートバーン・トラックを踏破してきたようで、帰国後は綺麗な写真をたくさん見せてくれました。最後の写真は、その中の1枚です。あいにく私は同行できませんでしたが、まだ見ていない雄大な景色と出会うため、いつの日かまたニュージーランドを訪れたいものです。

これでニュージーランド編はお終いです。最初からお付き合いくださった方がもしもいらっしゃいましたら、どうもありがとうございました。次作もお楽しみに。

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南極体験&アンダーウォーター・ワールド

Display 博物館を見学した後は、ケリー・タールトンズ南極体験&アンダーウォーター・ワールドへ出かけました。まずは南極探検ワールドへ。南極探検の歴史などに関する展示を興味深く見学した後、いよいよここの目玉、「スノーキャット」に乗り込みました。ガイドブックには「スノーキャットに乗って南極の気候を疑似体験」と書かれていたので、雪上車のようなものをイメージしていたのですが、形は雪上車を模していたものの、遊園地やテーマ・パークで室内のアトラクションに入っていく時に乗る、トロッコ型の乗り物に似ていました。クライストチャーチの南極センターで、南極で実際に使用されていた雪上車が絶叫マシンとして使われていたのとは全く違います。

Penguin スノーキャットは他のグループと相乗りになる場合もあるようですが、私たちが日本人だと分かると、係員が車内の音声ガイドを日本語に切り替え、1台を貸し切りにしてくれました。比較的混雑が少ない平日でラッキーでした。「雪上車」が動き始め、音声ガイドで雰囲気が盛り上がったところで、窓の外には「南極」の景色が見えてきました。大小様々な種類のペンギンたちが群がって、私たちを出迎えてくれます。その愛らしい姿に夢中でカメラを向けました。

いつまでも眺めていたいところですが、「雪上車」が進むにつれてペンギンたちともお別れです。名残を惜しみながら「南極」を後にしました。「雪上車」から降りると、驚いたことに体がすっかり冷え切っています。ペンギンに夢中になっていて気付かなかったのですが、南極の疑似体験ということで、車内の温度がかなり低目に設定されていたようです。

Tunnel 続いてアンダーウォーター・ワールドへ。ここは水族館で、大きな水槽を貫く透明なトンネルの中を「動く歩道」が通っており、そこから周囲を泳ぎ回るサメやエイなど、多くの魚たちを見ることができます。日本には様々な趣向を凝らした大規模な水族館がたくさんあるので、水槽を貫くトンネル自体はそれほど珍しくありませんが、このトンネルの長さが120メートルあると書けば、水槽の巨大さがお分かりいただけるのではないでしょうか。見慣れた水族館も、ここまでスケールが大きくなると圧巻でした。

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オークランド博物館

オークランドの2日目。翌日の朝早くオークランドを発って成田へ向かうので、実質的には旅行最終日です。この日はまず、オークランド博物館へ出かけました。

ホテルで博物館への行き方を尋ねると、市内の要所を回る「リンク」というバスが便利とのことです。取り敢えず大通りへ出て、最寄りの停留所を探しながらキョロキョロしていると、目の前を目当てのバスが通りかかりました。手を挙げると、運転手さんがこちらに気付き、運転席から前方を指さします。どうやら、次のバス停で乗せてくれるということのようです。指さされるままに、バスと競争して前方へ走り始めましたが、バス停までの距離が思ったより遠く、まるまる2ブロックくらい走るハメになってしまいました。おかげでバス停を探して迷子になることもなく、無事に乗り込むことができましたが、朝からすっかり汗をかいてしまいました。

Museum 博物館は、オークランド・ドメインという広大な公園の中にあります。バスを降りて公園の中をしばらく歩くとCar、博物館の重厚な建物が姿を現しました。誰かVIPでも来ていたのか、 正面玄関の前には超高級車が止まり、そのボンネットで国旗がはためいていました。


Canoe1 博物館は3階建てで、G階(地上階)がマオリ族の秘宝/南太平洋諸島、1階が装飾芸術/ニュージーランド自然史、Canoe2 2階がニュージーランドと戦争という構成になっています。マオリ族の戦闘用カヌー(なんと100人乗り!)は迫力がありましたし、モアという巨大な鳥や、私の背丈と同じくらい大きなペンギンの剥製も見物でした。また、第二次世界大戦で使われた日本の戦闘機も展示されていました。

Hall 実は、この博物館は戦争記念博物館で、最上階の追悼記念ホールには、第二次世界大戦での戦没者の名前が刻まれています。その対戦国の1つが日本でした。音響効果を駆使して戦時中の環境を再現したコーナーもあり、現代の日本人としては、その展示内容にかなりの違和感を覚えましたが、ニュージーランドの人々にとっては、それが真実なのでしょう。雄大な景色や異国情緒豊かな建物を眺めたり、その土地ならではの味覚に舌鼓を打ったりするのは海外旅行の醍醐味ですが、このように、旅先で自分たちとは異なる視点に触れるのも、大切なことではないかと思います。

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スカイ・タワー

Skytower オプショナルツアーから戻り、一旦ホテルへ。ちょっと一休み・・・のつもりでしたが、「5分だけ」とベッドに横になり、ハッと気付くと、時計の針は1時間も進んでいました。昼間からワイナリーをハシゴして、ワインの試飲を楽しんだのが効いたようです。とはいえ、せっかくのオークランドで午後の半日を寝て過ごすのは、あまりにも勿体ないでしょう。遅ればせながら活動開始というわけで、ホテルから徒歩圏内にあるスカイ・タワーへ出かけました。

Auckland スカイ・タワーの建造は1997年と比較的新しく、高さは東京タワー(333メートル)よりほんの少しだけ低い328メートル。南半Sailboat球で最も高いタワーで、展望台からはオークランドの街並みが一望できます。遠くの桟橋にヨットがずらりと並んでいるのは、「帆の街」と呼ばれるオークランドならではでしょう。 右の写真で、細かい点のようなものの1つ1つがヨットなのですが、お分かりいただけるでしょうか。しばらく眺めていると、風の状態が良くなったのか、Sailing たくさんのヨットが一斉に海を間切り始めました。それをタワーの上から見下ろすのは、なかなかの壮観です。


Bungee_2

それにしても、高いところが好きな強者はどこにでもいるらしく、こんな所でもバンジー・ジャンプにチャレンジしている人がいたのには驚きました。


Santa 「空」からの眺めを楽しんだ後は、クリスマス気分で浮き立つ街へ、お土産を探しに出かけました。まだ12月に入ったばかりですが、街角には巨大なサンタクロースが出現し、クリスマス・ツリーの飾り付けも華やかです。

ところが、お店に入って土産物を選んでいると、突然、非常ベルが鳴り始めました。日本の感覚だと、たいていの場合は誤報と決まっているので、あまり気に留めずに買い物を続けようとしたのですが、店員さんが「避難してください」と言います。未精算の商品が入ったカゴを店員さんに預け、半信半疑で店の外へ出ると、本当に消防車がやって来ました。どうやら、同じビルに入っていFireservice る別のテナントで火事があったようです。幸い、ぼや程度で消し止められ、しばらく待っていると立入禁止も解除されて、無事に買い物を済ませることができましたが、こんなこともあるんですね。

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カウリの巨木とワイナリー

オークランドの1日目は、「カウリの巨木とワイナリー」という現地発着の日本語ガイド付きオプショナルツアーに参加しました。前日、オークランドに到着してから電話で申し込んだのですが、参加者は私たち2人だけだったようで、専属の運転手さんとガイドさんが付いて回ってくれました。

Bush まずは、オークランド西部にあるワイタケレ森林公園へ。オークランドの市街地からは、車で40分ほどかかります。お目当てはもちろん、カウリの木。ガイドさんの後について、植物などの説明を聞きながら、1時間ほど森の中を散策しました。カウリとはニュージーランド北部だけで見られる世界でも最大級の巨木で、材木用の伐採が始まる前は、Kauri 樹齢1000年を超える木もたくさんあったそうです。現在はそこまで古い木を見ることはできませんが、原生林の中に立つカウリの木の存在感には圧倒されます。右の写真で、木の大きさがお分かりりいただけるでしょうか?

Birds 次に向かったのは、カツオ鳥の群生地です。海岸沿いの岩棚の上に、何か白い点々が見えるな・・・と思ったら、なんとその点の1つ1つがカツオ鳥でした。岩棚をビッシリ埋め尽くす鳥、鳥、鳥・・・。数の多さにビックリです。


Winery そして、クメウ地区のワイナリー巡り。元々ツアーに組み込まれていたワイナリーは2箇所でしたが、私たちがワイン好きだと知った運転手さんとガイドさんが気を利かせて、昼食を挟んで計3箇所のワイナリーへ案内してくださいました。きりっと冷えた白ワインに、どっしりとした赤ワイン、そしてデザートワインまで、3箇所それぞれで特徴のあるワインの試飲を楽しみました。

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ツチボタルの洞窟

Cave_2 ロトルアに1泊し、翌日はツアーの車でオークランドへ向かいました。途中で立ち寄ったのは、ツチボタルで有名なワイトモの鍾乳洞です。ガイドさんの後について鍾乳洞を進み、見事な鍾乳石の数々を眺めた後、係員が漕ぐボートに乗って、いよいよ真っ暗な洞窟の中へ。水面をゆっくりと漕ぎ進んでいくと、青白い光が頭上で無数に瞬いているのが見えてきました。ツチボタルが放つ光です。洞窟内は撮影厳禁のため、ここで写真をお目に掛けられないのが残念ですが、まるで洞窟の中に星空が現れたかのような幻想的な光景でした。

ところで、このツチボタルは日本の蛍とはまったく違うものです。グロウウォームという名のハエの仲間で、光を放つのは、餌になる虫をおびき寄せるためだそうです。神秘的な光とのギャップに複雑な気分になるのは、おそらく私だけではないでしょう。

Rabbit 続いて訪れたのはアンゴララビット・ワールドです。ここでアンゴラウサギの毛刈りを見学しました。刈り取った毛はふわふわして、とても柔らかな感触でした。

Garden_2 お待ちかねのお昼はバーベキュー。花と緑いっぱいの庭にバーベキュー・カウンターがしつらえてあり、鉄板の上で厚切りのビーフがジュージュー音を立てています。焼きたてをお皿に乗せてもらい、ビュッフェのサラダを添えて、昼間だというのにビールもオーダー。大満足です。

Lunch_2 デザートもビュッフェになっていて、何種類かいただきましたが、中でも自家製のコーンフレーク・クッキーが気に入りました。クッキーと言うより、中身がしっかり詰まったマフィンのような感じで、甘さの加減も絶妙です。ランチョンマット代わりにテーブルに敷かれていた紙にレシピが載っていたので、大事にたたんで日本へ持ち帰って来ました。そして、その年のクリスマス・イブに、クッキー作りにチャレンジ。まったく同じ味とはいかなかったけれど、一応、美味しいお菓子が焼けて、ニュージーランドの旅を思い出しながら、楽しいクリスマスを過ごしました。

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ロトルアの間欠泉(ポフツ・ガイザー)

Huntaway 再びツアーと合流して向かった先は、レインボー・ファーム・ショーです。ここでは前日に続いて、牧羊犬やヒツジのショーを見学しました。おもしろかったのは、役割が異なる2種類の牧羊犬が登場したことです(写真左:吠え立ててヒツジを集めるハンタウェイドッグ、写真右:鋭い目でヒツジを誘導するストロング・アイ・ヘディングドッグ)。Heading 解説は英語でしたが、ヘッドホンで日本語の通訳を聞くことができました。クイーンズタウンの牧場で見たショーが、牧場の日常的な作業風景を来場者に見せてくれるといった感じだったのに比べて、こちらはショー的な要素が大きいようです。ヒツジの毛刈りもスピーディーで、あっという間に1頭刈り終わりました。

Springs ショーを楽しんだ後は、道路を挟んだ反対側にあるレインボー・スプリングスへ。天然の泉が作る透明度の高い池を眺めながら、緑いっぱいの遊歩道を散策しました。 池では大きなマスがたくさん飼育されており、「ブルー・トラウト」と呼ばれる白いマスを見ることもTroutできました。マスのアルビノは4万分の1の確率で、非常に珍しいそうです。また、ここにもキーウィがいて、暗い小屋の中で活発に動き回る姿が見られました。

Pohutugeyser 続いて、市街地の南に位置するファカレワレワ地熱地帯へ向かいました。車を降りて近づいていくと、あたり一帯に煙がたちこめ、至る所から蒸気が噴き出していました。中でもひときわ目立つのが「ポフツ・ガイザー」と呼ばれる間欠泉です。吹き上がるお湯の高さは最高30メートル。ロトルア観光のハイライトです。少し前まで小雨がちらついていましたが、幸いお天気が回復してきたようで、青空を背景に勢いよく吹き上がる間欠泉は圧巻でした。

Lake ホテルにチェックインした後は、明朝までフリータイムです。まだ日が高かったので、ホテル周辺の散策に出かけました。ロトルア湖畔を少し歩いてから、ガバメント・ガーデンズへ。Garden ロトルア湖に突き出た半島一帯が、広い庭園になっています。その正面に建つのは、イギリス独特の建築様式によるチューダー・タワー。100年ほど前に立てられた温泉療養施設で、現在は博物館になっているそうです。

夕食後はポリネシアン・スパへ出かけました。海外での温泉は初体験です。水着を着ての入浴はちょっと落ち着かない感じで、日本に比べてお湯がぬるいのもやや残念でしたが、南半球の星座を眺めながら入った庭園露天風呂は、良い思い出になりました。

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北島のロトルアへ-マオリ村-

Air ツアー8日目。午前中にクイーンズタウンを離陸した飛行機は、クライストチャーチを経由して、午後1時少し前に北島のロトルアに到着しました。空港でツアー係員と合流です。私たち以外に4名のツアー客の姿があり、どうやら今日と明日の2日間、観光をご一緒することになるようです。新婚旅行らしい若いカップルが2組で、どちらも新郎新婦の間の距離感がまだぎこちなく、初々しさを感じますが、そろそろ結婚10年目(当時)になろうかというオジサン&オバサンは、ちょっと浮いてしまいました(苦笑)。この辺がツアーの難しいところです。もっとも、マウントクックとミルフォード・サウンドでは年配のご夫婦と親しくなって、楽しくお話をさせていただいたので、善し悪しということなのでしょう。

早速、みんなでロトルア観光に出発・・・と思ったら、私たち以外の2組が参加しているツアーは、レストランでの昼食が付いているとのこと。食事なしのコースで機内で昼食を済ませていた私たちは、1時間弱のフリータイムとなりました。

ロトルアへ来たらマオリ村を見たかったのですが、残念ながらツアーの観光コースには含まれていませんでした。ここで思いがけず自由時間ができたなら、是非行ってみたいところです。マオリ村は郊外にあり、市街地の待ち合わせ場所から片道20分はかかります。Blackswan 往復すると見学時間はほとんど残りませんが、せっかく来たのだから少しだけでも・・・というわけで、地図で方向を確認し、足早にマオリ村を目指しました。マオリ村はロトルア湖畔にあるので、途中から湖畔の遊歩道を歩きます。桟橋には遊覧船が停泊しており、珍しい黒鳥が泳いでいました。

Maori マオリ村の正式な名前は「オヒネムツ・マオリ村」です。周囲には温泉が湧き出ており、所々に煙がたちこめていました。中央にあるのは「マラエ」と呼ばれる集会場で、建物の柱全体にマオリ特有の見事な彫刻が施されています。文字を持たなかったマオリ族は、Church この彫刻によって部族の歴史などを記録してきたのだそうです。集会場のそばには、マオリの伝統建築らしい外観の教会が立っていました。ガイドブックによるとキリスト教会のはずですが、祭壇奥のキリスト像はマオリのリーダーの衣服を身につけており、マオリの文化がキリスト教を受け入れていった過程をかいま見ることができました。

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蒸気船で牧場へ

ニュージーランドに着いてそろそろ1週間になりますが、まだ動物たちに間近で会っていません。というわけで、遅めの昼食をとった後は、TSSアーンスロー号に乗って、ワカティプ湖の対岸にあるウォルター・ピーク牧場へ出かけました。

Earnslaw TSSアーンスロー号は1912年に就航した蒸気船で、Deck長さは約50メートル。煙突から煙を上げながら進む姿は、 ワカティプ湖のシンボルです。船内にはピアノの生演奏が軽快に流れており、それに耳を傾けながら、移り変わってゆく船外の景色を眺めていると、自然に気分が浮き立ってきます。昔ながらの蒸気タービンが動く様子を、真上から眺めることもできました。

Deer ウォルター・ピークでは牧場見学のほか、お茶やバーベキュー、乗馬などを楽しむことができます。私たちは牧場のガイド・ツBuffaloアーに参加しました。係員の説明を聞きながら、ヒツジたち と一緒に写真を撮ったり、シカに餌をあげたり、バッファローの背中をなでてみたり、子ヤギにミルクを飲ませたり・・・。シカやバッファローは大きくて迫力があり、触るのにちょっと勇気がいりましたが、なかなかできない体験です。

House 子供に返って動物たちと触れ合った後は、女のLake子が憧れる「白いお家」そのままの、可愛らしい建物でティー・タイム。 庭いっぱいの花々や、湖の景色を眺めながら、手作りのお菓子と紅茶をいただきました。


Dogshow そして、お待ちかねのショー・タイムです。まずは牧羊犬のショー。たくさんのヒツジの群れを1頭の牧羊犬がコントロールし、広い牧場の外れから柵の中へと追い込んでゆく様子には感心しました。左の写真で、ヒツジの群れの左上に牧羊犬が小さく写っているのがお分かりいただけるでしょうか?

Sheep 続いてヒツジの毛刈りショーです。ショーと言うので、少しだけ毛を刈って見せてくれるだけかと思ったら、結構な時間をかけて、なんと丸々1頭分の毛刈りを見学させてくれました。ステージ上に連れて来られた時にはモコモコしていたヒツジも、文字通り骨と皮だけになって、ちょっとかわいそう。刈ったばかりの毛に触らせてもらうと、ちょっと油っぽくて、不思議な感触でした。

帰りの船では歌の小冊子が配られ、冊子に書かれた歌詞を見ながら、ピアノの生演奏に合わせてみんなで歌いました。もちろん歌詞は英語でしたが、ノリの良い曲が多く、”You are my sunshine”や”Red river valley”などメロディーを知っている曲も結構あったので、ついつい音楽好きの本領を発揮。グラス・ワインを片手に歌っていると、時間はあっという間に過ぎてしまいます。クイーンズタウンに到着するのが勿体ないような、楽しい船旅になりました。

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アロータウンとバード・パーク

Arrow ツアー・バスでミルフォード・サウンドを観光した翌日は、一転して終日フリータイム。まず、クイーンズタウンから20キロほMuseumど離れたアロータウンへ出かけました。19世紀後半にゴールド・ラッシュでわいた街で、当時の街並みが残っています。 レイクス・ディストリクト博物館では、その頃の生活をかいま見ることができました。

Chinesevillage ゴールド・ラッシュの時代には、ヨーロッパ系の人々だけでなく、多くの中国人もアロータウンに入植したそうです。その居住地(チャイニーズ・ビレッジ)の跡が、街の西端に残っていました。いくつかの家屋が修復されて野外博物館のようになっていますが、ヨーロッパ系の人々の居住地から離れた場所で、全く異なる生活を営んでいた様子がうかがわれ、印象的でした。

Lake アロータウンへの往復には、アロー・エクスプレスという名のバスを利用しました。往きと帰りで異なる道を通り、その間、車窓から湖畔や渓谷などを眺めることができます。往路、復路ともに、運転手さんが景色の良い場所でちょっとだけバスを止めてくれました。

Birdpark クイーンズタウンへ戻って最初に訪れたのは、キーウィ&バードライフ・パークです。キーウィはニュージーランドの国鳥で、ニワトリくらいの大きさの飛べない鳥です。体の割に非常に大Kiwiきな卵を産むのが特徴で、弱った雌の代わりに雄が子育てをするので、ニュージーランドでは家事に協力的なご主人をキーウィ・ハズバンドと呼ぶのだそうです。(写真のキーウィは、見学者への説明用の剥製です。念のため。)

キーウィは夜行性なので、昼夜を逆転させて暗くした飼育小屋の中で観察します。非常に臆病な鳥で、光や音に驚いて死んでしまうこともあるそうで、フラッシュを焚いての撮影や大きな声での会話は厳禁です。小屋へ入って目が慣れてくると、キーウィたちが結構活発Bird に動き回っているのが見えました。キーウィ以外にも珍しい鳥たちがたくさん飼育されており、解説付きのショーなどもあって、楽しいひとときを過ごしました。

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ミルフォード・サウンド

Milford ミルフォード・サウンドはニュージーランドで最も雨が多い地域にあり、年間の降水量は6000ミリにも達します。「快晴の天候に出会うことは稀だが、雨のミルフォードにもそれならではの良さがある」とガイドブックにわざわざ書いてあるほどなので、しっかり雨具を準備して行ったのですが、着いてみるとご覧のとおり。これ以上ないくらいお天気に恵まれました。

Lunch Ship 早速、桟橋から遊覧船に乗り、クルージングに出発しました。フィヨルド内を海に向かい、タスマン海に出たところでUターンして戻って来る、往復2時間ほどのコースです。船内では、まずランチタイム。窓からフィヨルドの景色を眺めながら、和風のお弁当(お味噌汁付き!)をいただきました。シチュエーションと食べ物がなんともミスマッチで、ツアーならではといった感じですが、デザートにアイスクリームも付いて、お味の方はなかなかGood! もっとも、窓から大きな滝が見えてくると、もうじっとしてはいられません。食事もそこそこに、カメラを持ってデッキへ駆け上がりました。

Fall デッキの上はかなり風が強く、慌てて上着のフードを引き上げたほどでしたが、すぐに周囲の景色に目を奪われて、Cliff気にならなくなりました。船がフィヨルドの西岸に沿って進むにつれて、海面に直接流れ落ちる滝や、 海面から垂直に切り立った崖など、フィヨルドに特徴的な風景が次々と目の前に現れては、後方へと小さくなってゆきます。滝の落差は、最も大きいボーウェン滝で160メートル。「崖」に見えたのは、実は標高1692メートルのマイター・ピークで、スケールもハンパではありません。

Tasman タスマン海に出たところで、船はしばし動きを止めました。水平線の向こうには、オーストラリアがあるはずです。





Seal 復路では、船が東岸にぐっと近づきました。Fall2 ひなたぼっこをしているオットセイの群れを間近で眺めた後は、水しぶきがかかるほど滝に接近。防水仕様のカメラで、迫力のある写真が撮れました。湾のすぐ近くまで氷河が迫っている光景なども見られ、フィヨルドの自然を満喫した2時間でした。Glacier

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ミルフォード・ロード

今日はミルフォード・サウンドへの一日観光。今回の旅行のハイライトの一つです。朝7:00にツアー・バスでクイーンズタウンを出発し、一路北へと向かいました。約2時間で170キロを走破し、まずはテアナウに到着。30分ほどの小休止です。土産物売り場を覗いてみると、ニュージーランドらしい羊柄のカーディガンを見つけ、すかさずゲットしました。ニュージーランドに多いポッサムという動物の毛とウールの混紡で、ウール100%よりも肌触りが柔らかく、今でも重宝しています。

Mirrorlakes テアナウからミルフォード・サウンドまでの約120キロの区間はミルフォード・ロードと呼ばれ、山あいを縫って走るため、変化に富んだ風景が続いています。初めに立ち寄ったのはミラー湖です。ごく小さな、池と呼んでもよいくらいのMirror湖ですが、周囲の山々が水面に映り込んで鏡のように見えることから、 その名がつけられました。水面近くの立て札に書かれた"Mirror Lakes"の文字は、湖面に映った状態で正しく読めるように、わざと上下が逆さまになっています。

Knobsflat ミラー湖を出たバスはさらに北上を続け、ノブズフラットとリトルズフラットで休憩を兼ねて写真ストップをした後、ホーマー・トンネルの前に止まりました。Tunnel 岩山を切り開いただけのトンネルで、全長約1.2キロ。トンネル内はかなりの急勾配で、ミルフォード方面へ10メートル進むごとに1メートル下っているのだそうです。


Chasm2 ここまで来ればミルフォード・サウンドは目と鼻の先ですが、その前にもう1箇所、キャズムに停車して、原生林の中の遊歩道を15分ほど散策しました。ここには川の急流で浸食されてできた奇岩が連なっています。岩や木々の間から、渦巻く水も見えました。駐車場の近くからは、Chasm 右下の写真のような景色も望むことができ、なかなかの壮観でした。

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スカイライン・コンプレックス

Queenstown クイーンズタウンはワカティプ湖畔の街です。ホテルを出ると、目の前に湖が広がっていました。しばらく湖畔を散策してから、街の北側にあるゴンドラ乗り場へ。Mountains ゴンドラに乗って向かうのは、展望台とレストラン、それに映画館などのアクティビティが一体となった「スカイライン・コンプレックス」です。高度が上がるにつれて眼下の街並みが小さくなり、サザンアルプスの山々が驚くほどの迫力で目に飛び込んできました。

Skyline 頂上の展望台からの眺めも見事です。眼下には、碧い水をゆったりと湛えたワカティプ湖。 その手前にクイーンズタウンの街並みが広がり、向こう側にはサザンアルプスの山々がそびえています。半島状になった部分は、Bungeeこちら側がクイーンズタウン・ガーデン、向こう側はゴルフ場です。乗ってきたゴンドラの方に目をやると、おやおや、こんな所でバンジー・ジャンプを楽しんでいる強者がいるようです。

Maori ひとしきり景色を楽しんだ後は、マオリの民族ショーを鑑賞。そして、お待ちかねの夕食です。一面がガラス張りになったレストランの窓からは、展望台から見るのと同じ景色を望むことができます。幸い窓際の席を確保できました。暮れゆく湖を眺めながら、Dinner地元ニュージーランド産のワインとビュッフェ形式の食事に舌鼓を打っていると、 同じ日の午前中にマウント・クックでハイキングをしていたのが信じられない気分です。食事の後は展望台から夜景も堪能し、ちょっぴり贅沢な夜でした。

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クイーンズタウンへ

Lake せっかくマウント・クックがくっきりと見えているのに、バスに乗ってその場を離れなければならないのは残念ですが、ツアーの出発時刻は変えられません。後ろ髪を引かれる思いでいると、運転手さんとガイドさんが気を利かせて、しばらく走った所で予定外の写真ストップを設けてくれるとのことです。もう一度マウント・クックが見られると大喜びしたのですが、今か今かと待っているのにバスは走り続け、マウント・クックはどんどん遠ざかってゆきます。気を揉んでいると、ようやくバスが止まったのは、ミルキー・ブルーの水を湛えた湖畔。確かに眺めは素晴らしいのですが、マウント・クックの山並みはすっかり小さくなっていて、なまじ期待させられた分、ちょっとガッカリしました。

写真撮影を終え、バスは一路クイーンズタウンへ。約4時間で260キロ強の距離を走ります。高速道路なら楽に走れるペースですが、国道とはいえ、場所によっては結構きついカーブが続く一般道なので、かなりの強行軍です。日本で観光バスに乗ると、山間の急カーブを走る場合、運転手さんはバスが揺れないように、スピードを落として丁寧にハンドルを切ってくれますが、ニュージーランドの運転手さんは、容赦なくびゅんびゅんとばします。私は旅行が好きなくせに乗り物に弱いので、これはかなり堪えました。

Wanaka_2 途中、ワナカ湖畔で休憩して一息ついた後、再Heathびバスへ。窓の外には、いかにも大自然といった風景が広がっています。 運転手さんが頑張ってとばしたせいか(?)、少し時間に余裕があったようで、道路沿いの景色の良い場所でもう一度写真ストップ。その後間もなく、無事クイーンズタウンに到着しました。

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マウント・クックのハイキング2:後編

1stbridge 前編に書いたように、ホッカー・ヴァレー・トラックの終点は、氷河湖であるホッカー湖です。このホッRiverカー湖からは川が流れ出しており、その川は一旦ミュラー湖へ流れ込んだ後、湖の反対側から再び川となって流れ出ています。第1吊り橋は、ミュラー湖の下流側から川が流れ出た所に架かっています。 橋の上からの眺めは見事ですが、向こう岸まで結構距離があり、しかも足下を流れる川がかなりの急流なので、高いところが苦手な方は、ちょっと足がすくむかもしれません。

2ndbridge2 橋を渡りきった後、コースはミュラー湖に沿って続きます。さほどアップダウンはありませんが、コース上に大きな石がゴロゴロしているので、足を取られないように注意が必要です。周囲にはハイカーが大勢いて、既にお弁当を広げている少々気の早いグループもありました。彼らと挨拶を交わしながら先へ進むと、第2吊り橋が見えてきました。この橋は、ミュラー湖の上流側に川が流れ込む所に架かっています。吊り橋の手前はコースが狭く急勾配で、反対方向から来るハイカーとすれ違うのに苦労しました。

2ndbridge この先へ進むと、ホッカー湖の手前にマウント・クックがよく見えるポイントがあり、シェルターとトイレもあって一休みできるので、終点のホッカー湖畔まで歩く時間がないハイカーの折り返し地点になっています。そこまで行ってお昼を食べられればよかったのですが、どうやら第2吊り橋を渡った所で、残念ながら時間切れのようです。と言うよりも、せっかく来たのだから第2吊り橋までは行きたいと思い、先へ先へと進んで来ましたが、実は昼食をとる時間もないのではないかと心配なほど時間が押しており、第1吊り橋を渡ったあたりから、ずっと腕時計とにらめっこ状態でした。ホテルからトラックの起点まで、予想以上に時間がかかったのが誤算です。

Lunch やむを得ず、第2吊り橋を渡ったところで証拠写真を撮り、そのまま慌ただしく引き返しました。ミュラー湖畔から第1吊り橋、遭難者のモニュメントへと元来た道を逆にたどり、ホワイトホース・ヒルのキャンプ場へ。この辺りまで来ればホテルまでの所要時間がある程度読めるので、キャンプ場の一角にあったベンチに腰掛けて、持って来たサンドイッチをいただくことにしました。この頃には、朝の銀世界が嘘のように雪がすっかり溶けて、緑色の草が表れていました。時間の関係で、のんびりピクニック・・・とはいきませんでしたが、周囲の山々を眺めながら雄大な自然の中で食事をするのは、やはり気持ちがよいものです。

Mtcook キャンプ場を出れば、ホテルまではもう一息です。歩きながら後ろを振り返ると、雲の間に晴れ間が広がって、「恥ずかしがり屋」のはずのマウント・クックが、青空の中にはっきりと姿を見せていました。ホテルに預けておいたスーツケースを受け取り、大急ぎで着替えをして集合場所のロビーへ行くと、丁度、ツアー・バスが到着したところ。ツアー係員が点呼を始めるのに、間一髪で間に合いました。

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マウント・クックのハイキング2:前編

朝、目を覚まして窓のカーテンを開けると、なんと一面の銀世界でした。ホテルがあるマウント・クック ヴィレッジは標高が760メートルほどありますが、それでも11月下旬に雪が降るのは珍しいそうです。

Hiking_2 今日の午前中の予定は、ホッカー・ヴァレー方面へのハイキングです。雪は既に止んでいますが、問題はコースの状態。予定通り出かけられるか微妙です。取り敢えずレストランで朝食をとりながら周囲の様子をうかがっていると、ガイド付きのハイキング・ツアーが次々にホテルを出発して行きます。これなら出かけても大丈夫でしょう。というわけで、レストランに併設された売店で昼食用のサンドイッチと飲み物を購入し、私たちもツアー客に混じってハイキングに出発しました。

ホッカー・ヴァレー・トラックは、周囲の山々や渓谷を眺めながら歩くコースで、2つの吊り橋を渡って氷河湖(ホッカー・レイク)へと続いています。天候の様子を見ていて出発が遅れたのと、午後はツアー・バスでクイーンズタウンへ向かう予定になっていて、集合時間までにホテルへ戻らなければならないので、コースの終点まで往復することはできそうもありませんが、2つ目の吊り橋あたりまでは行ってみたいところです。

Bird ホテルを出てしばらくは、雪の中に見え隠れしているハイキング・コースをたどりました。雪の中から顔を出している草花や野鳥をカメラに収めながら進んで行くと、ほどなくホワイトホース・ヒルというキャンプ場に到着しました。既にホテルから40分ほど歩いていますが、ここがホッカー・ヴァレー・トラックのスタート地点です。ホテルを出発する時、明らかにハイキング・ツアーとわかる団体がバスに乗り込んで行くのが不思議だったのですが、どうやらツアーによってはこのキャンプ場までバスの送迎があり、ホテルからの往復1時間20分を節約できるようです。それなら、私たちとほぼ同じ時刻に出発してもコース終点まで往復できる計算で、羨ましいかぎりです。

Monument キャンプ場で少し休憩してから先へ進むと、ほどなく三角形をしたモニュメントが見えてきました。マウント・クック国立公園内で遭難した方々を偲ぶ記念碑で、台座の部分には、各人の名前を刻んだ板がたくさん取り付けられていました。


Mueller 記念碑を過ぎると間もなく第1吊り橋ですが、その手前にミュラー湖を見晴らす展望台がありました。雪をいただいた山々の前で銀色に光る湖は、少し寒そうではありますが、なかなか幻想的な眺めです。反対側に目を移すと、空に晴れ間が広がり始め、ミルキー・ブルーの水を湛えた遠くの湖が見渡せました。Lake

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マウント・クックのハイキング1

Hillary ホテル到着後は、翌日のお昼過ぎまでフリータイムです。到着と同時に雨が激しく降り始めて心配しましたが、通り雨だったようで、レストランで遅めの昼食をとっている間に晴れ間が見えてきました。どうやら予定通り、ホテル周辺のショート・ハイキングに出かけられそうです。ホテルのエントランスを出ると、ニュージーランド出身の登山家、サー・エドモンド・ヒラリーの銅像が立っていました。世界で初めてエベレスト登頂に成功したことで知られています。

Beechwood_2 まずビジター・センターに寄って地図を購入し、ホテルの裏手にあるガバナーズ・ブッシュ・トラックへ出かけてみました。Flower2 ブナの森を抜けて歩く手軽なハイキング・コースで、コース周辺を注意して見ると、可愛らしい花がたくさん咲いています。日本人の団体が歩いていたので、後ろの方にちゃっかり加わって、植物などの説明をするガイドさんの話に耳を傾けました。

Bridge 団体を追い越してしばらく歩くと、レッド・ターンズ・トラックへの分岐点にさしかかりました。400メートル近い標高差を一気に登る、結構ハードなコースです。そろそろ夕方が近づいていて、頂上まで往復するのは時間的に難しそうですが、ホテルへ戻るにはまだ早いので、途中まででも登ってみることにしましょう。

Hiking というわけで、目の前の渓流(ブラック・バーチ川)に架かる木橋を渡り、急な坂を登り始めました。登るに連れて展望が開け、ホテルがあるマウントクック・ヴィレッジとその向こうの山並みが、きれいに見晴らせるようになりました。Flower 山間の谷になった部分には、氷河も見えています。こちらのコース周辺でもたくさんの花々を見ることができ、コース上を小川が横切っている箇所などもあって、短い時間ではありましたが、ハイキング気分を満喫することができました。

Mtcook この日の夜は、大きなガラス窓からマウント・クックの山並みを望むレストランで、ビュッフェ形式の夕食をいただきました。標高3754メートルのマウント・クックは「恥ずかしがり屋の山」で、なかなか顔を見せてくれないそうですが、夕方の光の中、白い雪をかぶった頭をちょっとためらいがちに覗かせてくれました。

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テカポ湖と善き羊飼いの教会

Sheep 今朝の集合時間はAM6:50。寝ぼけ眼をこすりながら、ツアー専用バスで一路マウント・クックを目指します。クライストチャーチからの所要時間は5時間半ほどです。窓の外は、どこまでも続く牧場。羊や牛の群れがのんびりと草を食んでいて、いかにもニュージーランドといった風景が広がっています。途中、ジェラルディンのカフェで小休止しました。この辺りまで来ると、窓から見えるサザンアルプスの山々がだんだん大きくなってきます。マウント・マイケルを見晴らす丘で写真ストップの後、ほどなくテカポ湖畔に到着しました。

Tekapo ニュージーランド・ツアーのパンフレットでよく見かける、山々を背景にした青い湖とその手前に咲く紫色のルピナスの花。写真の場所は、ここテカポです。ルピナスの実物を見るのは初めてで、日本を発つ前から楽しみにしていました。Lupine 一口に紫色と言っても、深い青紫から、ピンク色に近い赤紫、白と薄紫が混じったものまで様々で、大きさも予想以上です。実はこの花、現地では増えすぎて困っているのだそうですが、色とりどりのルピナスが咲き乱れる眺めに、観光客としては大満足です。

Shepherd 湖畔にある「善き羊飼いの教会」は、開拓民の手で建てられたもの。祭壇の奥には本来、祭壇画やステンドグラスがあるはずですが、ここでは大きな窓が設けてあって、Altar 湖とサザンアルプスの山並みを見渡すことができます。この教会で結婚式を挙げるカップルも多いそうです。

Pukaki テカポ湖畔でひとしきり写真撮影を楽しんだ後は、再びバスに乗り、プカキ湖へ向かいました。プカキ湖の水の色は、青色がわずかに乳白色を帯びたミルキーブルー。湖岸にある岩の成分が湖水にとけ込むために、このような色合いになるのだそうです。湖の向こうに見えるのは、マウント・クックの山並みです(残念ながら、雲がかかっていましたが)。

プカキ湖を出れば、マウント・クックはもうすぐです。ほぼ定刻のお昼過ぎに、今日の宿泊地、ハーミテージ・ホテルに到着しました。

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南極センター

午後からは国際南極センターを見学することにして、大聖堂前の観光案内所でシャトルバスのチケットを購入しました。ところが、発車予定時刻をかなり過ぎても、バスの姿が影も形もありません。あいにくの小雨模様で、初夏とは名ばかり。吹きさらしでバスを待っていると、上着を重ね着してもかなりの肌寒さを感じる状態です。どうしようかと途方に暮れていると、持っているチケットとは別の会社が運行するバスがやってきました。もちろん、手持ちのチケットでは乗れませんが、背に腹は変えられません。チケットを買い直して、目の前のバスに乗りました。そのバスの運転手さんによると、使わなかったチケットは観光案内所で払い戻してもらえるとのことでしたが、南極センター見学後に市街地へ戻って来た時には既に案内所が閉まっており、翌日は朝早くクライストチャーチを発ったため、残念ながら払い戻しを受けるチャンスがありませんでした。勿体ないとは思いますが、ツアーは出発時間が決まっているので、やむを得ないところです。

Antarctic さて、バスは無事に南極センターに到着しました。ここでは南極で実際に使用されていた雪上車に乗ることができます。雪上車への体験乗車と聞いて、南極を模した屋内で、ゆっくり走る車に乗ることをイメージしていましたが、想像とは大違い。Haegglund 遊園地のアトラクションに近い感覚で、建物の外に造られた人工の丘や水の中などを、猛スピードで走り抜けます。コースがわざとデコボコにできていて、水も結構深いので、車の揺れ方もハンパではありません。車体の天井に取り付けられたつり革に、必死でつかまっていました。

Snowmobile センターのもう一つの目玉は、南極の嵐の疑似体験です。防寒着に身を包んで南極を模した部屋の中へ入ると、温度は摂氏マイナス5度。冷気は感じますが、防寒着のおかげで凍えるほどではありません。スノーモビルが置いてあったので、それにまたがって記念撮影などをしていると、徐々に風が吹き始め、またたく間に暴風が吹き荒れる状態になりました。室温の設定は変わらないはずなのに、体感温度の違いは驚くほどです。先程までの余裕はどこへやら、慌てて物陰に避難して、「嵐」が収まるのを待ちました。デジタル・カメラも凍り付いてしまったようで反応がなくなり、このまま壊れてしまうかと心配しましたが、幸い、疑似体験の部屋を出てしばらくすると復活してくれました。

Birds 南極センターから市街地へ戻ると、雨が上がって青空が覗いていました。大聖堂前の広場でベンチに腰を下ろし、屋台で買ったフィッシュ&チップスをつまみながら一休みです。美味しそうなにおいに誘われたのか、近くに鳥たちが集まってきました。のどかな風景・・・と言いたいところでしたが、突然1羽の鳥が舞い上がって、いきなり私の手からクチバシでフィッシュをDinner_2 もぎ取って行ったのにはビックリです。いつも観光客から餌をもらっているのでしょうか。ちなみに、この日の夕食はニュージーランドのお肉料理。もちろん鳥に邪魔されることはなく、ゆっくりと美味しくいただきました。

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クライストチャーチ3:トラムと博物館

Tram クライストチャーチ2日目の午前中は、カンタベリー博物館を見学しました。ホテルから歩けない距離ではありませんが、あいにくの雨ということもあり、名物のトラム(路面電車)に 乗ってみることにしました。全長2.5キロのルートを1周約25分で周回していて、大聖堂や博物館の前にも停車するので、街の中Tram2心部を見て回るのに便利です。レトロなデザインの車体が英国調の街並みにマッチして、人気の乗り物というのも肯けます。トラムの中は右の写真のようになっていて、電灯と椅子が、ちょっぴりアンティークな雰囲気です。

Restaurant トラムの中がレストランになった「レストラン・トラム」というのもあって、市街地を周遊しながら食事を楽しむことができます。左の写真のトラムに「Restaurant(レストラン)」と表示されているのがお分かりいただけるでしょうか。この日の夕方、食事に行こうとして乗り場でトラムを待っていたら、丁度、レストラン・トラムがやって来て、予約をしてあるらしい家族連れや観光客が、お待ちかねといった様子で乗り込んでいきました。

Museum さて、右の写真がカンタベリー博物館です。展示内容も南半球屈指だそうですが、19世紀に建てられたというこの建物自体が、まるで展示物のような偉容を誇っています。英国のスコット隊とノルウェMuseum2ーのアムンゼン隊が南極で使用した装備や雪上車など、南極探検に関する展示が充実しているほか、開拓時代の街並みを再現した展示などもあり、興味深く見学しました。

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クライストチャーチ2:モナ・ベイルとハグレー公園

夕方までにはまだ間があったので、「モナ・ベイル」へ行ってみることにしました。19世紀末のビクトリア様式の邸宅で、現在は結婚式場としても人気が高いそうです。ガイドブックによると、街の中心からバスで10分ほどの距離なので、「バス・エクスチェンジ」と呼ばれる大きなバス・ターミナルへ行きました。案内所で行き先を告げて路線を教えてもらい、さあ、乗り場へ・・・と思ったのですが、ここで予想外に苦戦してしまいました。空港線を除くすべての市バスがここから発着するので、バスの往来がひっきりなしで、それに合わせて電光掲示板の行き先表示がくるくる変わります。土地勘がなく市内の地名もほとんど知らない旅行者にとって、目的地へ行くバスがどの乗り場から出るのかを把握するのは至難の業です。しかも、ターミナルがとても広いので、目当ての路線番号のバスを見つけて駆け寄ろうとしても間に合いません。なにしろ、その場に待っているお客さんがいないと、バスはあっという間に発車してしまうのですから。

結局、走った甲斐なく目当てのバスに目の前でおいていかれた時点で、バスを諦めてタクシーを拾いました。かなり悔しいのは認めざるをえませんが、東京へ初めてやって来た外国人にとっても、都バスを自由に乗りこなすのは難しいでしょうから、着いたばかりのクライストチャーチで戸惑うのは仕方ないのかもしれません。

MonavaleAvon さて、前置きが長くなりましたが、左の写真がモナ・ベイルです。広い敷地内にはエイボン川が流れており、 手入れが行き届いた庭園では、バラの花が真っ盛り。色とりどりの花々に囲まれて、英国貴族(?)Rosegardenになった気分を満喫しました。








Tree 帰りはハグレー公園を抜けて、歩いて戻ることにしました。クライストチャーチは「ガーデン・シティ」と呼ばれ、花々で彩られた公園があちこちにありますが、ハグレー公園はひときわ大きく、日比谷公園の15倍の広さBirdsを誇っています。公園内には植物園があって、 バラを始め様々な花が目を楽しませてくれました。加えて、相当な樹齢になるであろう見事な大木が、園内の各所に林立しています。その根元には、野鳥の親子の愛らしい姿もあって、ほのぼのとした気持ちになりました。

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クライストチャーチ1:大聖堂と大聖堂広場

いつものような個人旅行なら、スーツケースを引きずって市街地行きの路線バスに乗り込むところですが、今回はツアーのバスで、空港からまっすぐホテルへ送ってもらえました。やっぱり快適です。クライストチャーチ滞在中は、完全にフリータイム。チェックインまでには大分時間があったので、荷物だけ預けて、早速街へ繰り出しました。あいにく、今にも雨が降りそうな曇り空ですが、市街地を散策するなら問題ないでしょう。

Cathedral まずはホテルから1ブロックほど歩いて、大聖堂が建つ広場へ。大聖堂の外観は前回の記事でご紹介しましたが、20世紀の初めに完成したゴシック様式の建物で、街の中心に建っていることもあって、クライストチャーチのシンボル的な存在です。丁度、中でミニ・コンサートが始まるところで、週末音楽家(?)の私たちとしては是非聴きたいところでしたが、空港でツアー係員の出迎えを受けてホテルに直行してしまったので、Stainedglass この時点まで両替のチャンスがなく、ニュージーランド・ドルの手持ちが全くありません。教会への寄附程度の僅かな料金でしたが、既に開演直前でATMを探す時間もなく、残念ながら諦めざるをえませんでした。コンサートが終わるまでは中へ入れないので、エイボン川沿いを散策し、軽く食事をして、もちろんニュージーランド・ドルも手に入れてから、再び大聖堂へ。ようやく見ることができた大聖堂の内部には重厚な柱が並んでいて、綺麗なステンドグラスが目を引きました。


Chaliceこの写真は、大聖堂側から広場を見渡したところです。円錐をひっくり返したような形のモニュメントは、チェリス(聖杯)を象ったもの。クライストチャーチがあるカンタベリー州の150周年を記念して、2001年に建てられたものだそうです。右側に見えるのは旧中央郵便局の建物で、中には観光案内所がありました。

Bridge クライストチャーチを縫うように流れるエイボン川には、38の橋が架けられています。その中で最も知られているのが、大きなアーチ型の門を持つ「追憶の橋」。第1次世界大戦当時、兵士たちがこの場所にあった橋を渡って駅まで行進し、戦場へ旅だったことから、戦死した兵士たちを追悼して、現在の立派な橋が造られたのだそうです。

Scott キャプテン・スコット像。ノルウェーのアムンゼン隊とイギリスのスコット隊が、南極点一番乗りを競った逸話はよく知られています。スコット隊は1912年に、クライストチャーチの外港リトルトンから南極へ向けて出港し、南極点到達を果たしました。しかし、初到達の栄誉はアムンゼン隊に譲り、しかも帰路に遭難して亡くなるという残念な結果になってしまいました。なお、ほぼ同じ時期に、日本からも白瀬矗中尉率いる探検隊が南極を目指しており、南極大陸への上陸に成功しています。

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ニュージーランド編スタート

スイス編が終わりに近づいた3月の初めから、次はどこの旅行記を書こうかと考えていたのですが、丁度その頃、夫がニュージーランド旅行に出かけました。幸いお天気に恵まれて、トレッキングを楽しんだり、野生のペンギンに会いに行ったりしたようです。今回、私は仕事の都合で同行できず、家で1人お留守番。あんまり悔しいので、気分だけでも・・・というわけで、新年度が始まる4月からこのブログも心機一転、南半球のニュージーランドに場所を移して再開です。もちろん、自分が行けなかったこの3月の旅の記録は書けないので、舞台は少し遡って、夫婦で出かけた2004年のニュージーランドです。出発したのは11月の下旬で、南半球のニュージーランドでは初夏にあたります。

格安航空券を使っての個人旅行も考えましたが、現地での移動の効率が悪そうだったので、旅行会社のパッケージツアーを利用することにしました。「添乗員は同行しませんが、現地係員がお世話します」というタイプで、往復の航空券とホテル、長距離移動時のバス、それに主要な観光がセットになったものです。

ところで、ガイドブックを見ると、この旅行で訪れる予定のマウント・クック周辺には、景色の良いトレッキング・コースや、手軽に楽しめるハイキング・コースがたくさんあるようです。海外はおろか、国内でもトレッキングなどしたことがない私達でしたが、せっかくの機会ですから、ぜひチャレンジしてみたいものです。というわけで、出発に先立ち夫婦揃ってスポーツ用品店へ出かけ、シャツからシューズに至るまで、トレッキング用品一式を新調しました。格好だけは一人前のハイカーの出来上がりです。後日談になりますが、この旅行でハイキングの楽しさに目覚め、スイス編に書いたように、翌2005年にはスイス・アルプスのハイキングに出かけました。ニュージーランド旅行のために揃えたトレッキング用品は、スイスにもそっくり持って行って、大活躍しました。

Cathedral 飛行機の出発時刻は午後6時半。成田発、クライストチャーチ行きの直行便です。ニュージーランド航空の国際線は、エコノミー・クラスでも座席の前後の間隔に比較的余裕があります。ドリンク・メニューにスパークリング・ワインがあるのも嬉しいところ。ガイドブックを眺めたり仮眠をとったりしているうちに日付が変わり、飛行機はほぼ定刻の朝9時半頃にクライストチャーチに到着しました。さて、これからどんな旅が待っているでしょうか。

写真はクライストチャーチの大聖堂。詳しいご紹介は、次回以降のお楽しみです。

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